けに坊の旅ノート

始まりは2007年当時15歳。ドイツに渡って旅行会社に就職。アジアで英語をマスターした後、世界各地を飛び回り、日本で旅カフェをオープンするまでを描く旅ノート

ドイツ最古の街トリーアでイタリアを感じた不思議体験

IMGP1507_Fotor.jpg


コブレンツからモーゼル川に沿いながらICで1時間半。
ルクセンブルクとの国境沿いにあるのがドイツ最古の歴史を持つ Trier(トリーア)です!

今まではドイツを南北に縦断するようにしか旅行していなかったけど、
今回は初めてドイツの西に広がっているラインラント地方に足を運んでみました。


ラインラント地方には大聖堂で有名なKöln(ケルン)
ベートーベンが生きたBonn(ボン)
などなど有名な都市が属していて、ドイツ最古のワイン産地としても有名だそう。


そんなラインラント地方だけど、実際はフランクフルトからブレーメンに向かう時にこの地方の都市はほとんどICで通過したことがあるから初めてっていう訳ではないんだけどね。

ドイツに到着して4時間後の出来事だったし、何もかもが不安で仕方なかった頃が懐かしい。
(この話何回もしている気がするけど…笑)




そんなトリーアについて少しだけ紹介!


トリーアはドイツワインの発祥の地で、世界的ブランドとして有名なモーゼルワインの一大生産地。

ドイツと言えばビールってイメージなんだけれども、実はワインも名物の一つで、特に白ワインは世界最高級の品質を誇っているんだとか。

トリーアは紀元前16年にローマ皇帝アウグストゥスが建都した都市で、当時はローマ帝国西域の中心として”ローマ・セクンダ”(第二のローマ)と呼ばれるほど繁栄したそう。

確かにTrier(トリーア)っていう名前はどこかイタリアを連想させる響きがするんだけど、まぁ、多分"トリノ"の響きに似ているからかな?


トリーアは約2000年の歴史を持つドイツ最古の町で、ドイツにあるローマ時代の遺跡としてはとても貴重なポルタ・ニグラ(黒い門)などなど。
多くの価値のあるローマ時代の遺跡があちこちに点在している貴重な歴史がたくさん詰まった都市なのです。





今回は相棒のD5100が体調不良によりお留守番なので、コブレンツに引き続いてPENTAXのQちゃんの活躍をとくとご覧あれです。

本来の予定だと1日はコブレンツ→コッヘム→トリーアと観光をする予定だったんだけれど、予定以上にコブレンツに滞在してしまった関係でコッヘムに行くことができず、トリーアに到着した時間も7時を過ぎた頃でした。恐るべしコブレンツ。

到着後、まずは予約したホステルを探すために市街地を目指すことにしたんだけど、なぜか至る所に 大量の象の像 が。



IMGP1565.jpg

Hauptmarkt(中央広場)で見つけたドイツカラーの象の像。


IMGP1527_Fotor_201308041739372a9.jpg

Porta Nigra(ポルタ・ニグラ)前にいた金色に光り輝く象の像。


IMGP1517.jpg

同じくHauptmarkt(中央広場)のビール屋台の前にいた象の像。

写真をアップしていない象は他にも10体いて、見つけた限りだと計13体の象が生息していました。

一応象の足下にはドイツ語で書かれた説明があったんだけれども、どうやらこの象が置いてある前のお店がそれぞれの象をデザインして設置しているみたい。
象の像、これを文字に起こしたい。そんな理由もあってご紹介しました。笑





さて、毎回恒例のホテル探しに悪戦苦闘しながら、ようやくお目当てのホステル(今回は金銭的にホステル。)を発見したんだけど、ここで1つ目の問題が発生。

どうやらチェックインの時間が6時半までだったらしく、フロントには誰もいないし待てども待てども誰も来ない、今まで経験したことのない状況に陥ってしまった。

とりあえずテラスにいた他の宿泊客に相談してみたんだけれど
『俺にはどうすることもできないぜー。』って返って来たり。

従業員の人だと思って間違えて話しかけちゃった人からは
『フロントに置いてあるリンゴは無料だぜー。』ってちょっとだけタメになる話を聞かせてくれたりしたんだけど、相変わらずチェックインはできず...。
(リンゴはあとで美味しくいただきました。)


結局どうしようも無かったので勝手にホステル内に入って、厨房のシェフに事情を説明してフロントスタッフを呼びに行ってもらいました。

それからまた10分待たされてようやくチェックイン!

ただチェックイン時にお金を払うっていうまたまた今までに無いパターンだったので少し戸惑ったけど、なんとか言っていることも理解できたので問題なく滞在先を確保。

で、ホステル内で荷物を整理していた時に問題その2が発生。
ただこれは書くと相当な労力と時間がかかるからやめておこう。笑



晩ご飯も済ませて、90¢で買ったアイスを片手に夜のトリーアを探索開始!







IMGP1511_Fotor.jpg

IMGP1537.jpg


これがトリーアのシンボルで世界遺産のPorta Nigra(ポルタ・ニグラ)。

1枚目はトリーア到着時の写真。
2枚目は夜のライトアップされたPorta Nigraです。

Porta Nigraは2世紀の後半に造られた城門で”黒い門”という意味なんだそう。
名前の通り、黒い砂岩のブロックを積み上げてできているそうです。

当時は同時に町を取り囲む城壁も造られたんだけど、現存するのはこのPorta Nigraだけになってしまったみたい。
ただやっぱり何千年も前に造られた城門が、今もこういう形で残っているのは凄い。









IMGP1553.jpg

ここも世界遺産に登録されているDomとLiebfrauekirche(大聖堂、トリーア聖母教会)

朝にもう一回訪れて中に入ろうと思ったんだけど、ちょうど礼拝の時間だったみたいで残念ながら観光はできませんでした。
ただロマネスク様式の大聖堂とゴシック様式の聖母教会の並びは荘厳で、ポルタ・ニグラとはまた違った存在感を放っていました。

ニュルンベルクの時もそうだったんだけど、教会の観光っていうのはちょっと難しいな、と。

カメラの撮影が禁止なところもあるし、今回みたいに礼拝をしている時は中に入れないし、観光に際して分からないことが生じるのが教会の観光なんだよね。

そもそも観光として中に入っていいのか分からなくなる時もあるし、観光に際して気を使わなくてはいけないのが教会の観光だと思う。宗教は難しい。










IMGP1572.jpg

IMGP1569.jpg

と、ここから日を跨いで2日目のトリーア観光になります。

結局今回はホステルに泊まったんだけれど、なかなか気が休まらない。
人の声は夜でも聞こえてくるし、トイレ、シャワーを何十人で共有するもんだから必要以上に気を使う。

そんな朝、フロントリンゴの人と遭遇してドイツ語で話そうとしたんだけど、どうやらドイツ語が分からないらしく。
英語がもっと話せたらいろんな話ができるのになー。なんて思ったり。


そしてお決まりのドイツモーニング。
大体、パンと生ハム2種類とチーズ、ヨーグルトとオレンジジュースが鉄板なんだけど、パンの硬さたるや恐るべしです。





IMGP1585.jpg

IMGP1589.jpg

IMGP1576.jpg

2日目はとりあえず円形劇場を目指しながら、歩いて南へ移動。

その途中に見つけたのがKurfürstl.Palais(選帝侯の宮殿)の前に広がっていた Palastgarten(宮殿庭園)。
ご覧の通り、手入れも行き届いていて物凄く綺麗な庭園でした。

『Betrenten verboten!』は 立ち入り禁止。って意味だと推測してみる。

※合ってた(^o^)

ただ言葉の意味は分からなくても、この庭園っていう状況と!を見ればなんとなく意味は分かるけどねw







IMGP1601.jpg



さぁ来ました。Kaiserthermen(カイザーテルメン)
4世紀後半にコンスタンティヌス帝が造らせた大浴場跡!
あのテルマエですよ!

本当は中に入りたかったんだけれども、工事なのかパーティーなのかよく分からないけど残念ながら中には入れませんでしたorz
これもローマ時代の遺跡の一つで、名前の通り皇帝が使用する大浴場の跡。
大浴場って言っても当時は温水浴室や冷水浴室だけじゃなくて、サウナやマッサージやスポーツ施設までそろった施設で、浴場というよりは、むしろ健康センターに近いものだったらしい。

健康センターって言うとなんか印象変わるんだけどね。笑
ただ、実際は一度も使われたことが無いっていう説もあるらしいから、真偽の程は定かではありませぬ。






IMGP1623.jpg

IMGP1610.jpg

そして、Amphitheater(古代円形競技場)1世紀後半に造られた2万座席の劇場。

男のロマンコロッセオ

長さ75m、幅は50mで、25000人から30000人の観客を収容できたんだとか。

2枚目の写真は地下の写真なんだけど、同時は舞台の昇降を操作する機械が置かれていたらしい。今はこんな感じなんだけど。

北と南の主要な門は三重の通路を持つ凱旋門で、4世紀と5世紀には、この円形劇場は北の門が市の内側にあって、南の門が市の城壁の外側に位置していたことから、市の門としても機能していたそうだ。

街の入り口がこれだとかっこいい!

今は円形劇場ではコンサートが開かれたり、ポスターも貼ってあったけど、剣闘士たちの闘いを真似たりもする古代ローマを記念する祭典「ブロート・ウント・シュピーレ」(Brot und Spiele)も開催されてるそうだ。

1986年には他の遺跡と一緒に、「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」の名前で、ユネスコ世界遺産に登録されてるんだって!











IMGP1639.jpg

と、こんな感じでトリーアの旅行記はおしまいです。

個人的にトリーアは他の都市と比べても良い意味でドイツらしくない都市で観光する価値がある都市だと思う。
ドイツにいながらイタリアを感じることのできる都市だったし、世界遺産の歴史的建造物を中心に歴史を感じることのできた素敵な旅行でした。


最後に、Trierをカタカナにした時にトリーアなのかトリアーなのかトリアなのか。俺の持ってる地球の歩き方、わがまま歩きでそれぞれ表記が異なっていたからどっちなんだろう。と観光中も頭を悩ませていました。
結局ブレーメンに帰ってからダニエルに聞いてみたところ『トリーア』が合っているそうなので、わがまま歩きの編集の方にメッセージを送っておくことにします。笑

さてさて、次は笛吹き男とネズミの街、Hameln(ハーメルン)について書こうかな!

では、チュース!!


2013年8月9日